遂に帰国の途へ編

2000.3.10(金) 天気・Roma 晴れ/Milano 晴れ

遂にやってきてしまいました。Italiaを離れ、日本に帰らなければならない日です。帰りたくないよぉ、このままItaliaに残りたいよぉ、と思ってはみても所詮は帰らなくてはならない運命。今回は諦めて日本に帰ることにします・・・。

departure boad帰りはRomaのフィウミチーノ空港(別名:レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)からアリタリア788便、Milano経由で帰ります。空港でチェックインを済ませる前に免税の手続きをしなくてはなりません。この手続き、以前とはだいぶシステムが変わったようです。確か以前は書類と一緒に免税品を提示しなくてはならなかったはず。ところが今回は免税品はスーツケースに入れたままで書類のみを提示して印をもらい投函ということになっていました。ただし、時計&宝飾品についてはチェックイン後に書類と免税品を提示のうえ印をもらい投函ということでした。
←ちょっと見にくいけど上から3番目がアリタリア788便

比較的空いていたのか手続きはスムーズに済み、チェックインです。スーツケース、大丈夫かなぁ?クラッシュした部分は最後の最後に更にガムテープでしっかりと口を塞ぎ、頑丈にグルグル巻いておきました。なんとか成田までもってくれればいいんだけど・・・。

搭乗時間までは随分と時間が余ってしまいました。今朝は新聞を買いに行っている時間もなかったので、空港で買うことにしました。するとCoppa UEFAで昨日JUVENTUSが負け、AS ROMAが負け、PARMAが負け、UDINESEは勝ちはしたもののトータルで敗退決定でItalia勢は全滅!買った2紙の新聞のうちCorriere dello sportでは大見出しで「DISASTRO(直訳すれば「大惨事」ってとこですかね)と書かれていました。

ちょっと面白かったのは、私がこの記事を見ていたら(読んでいた訳ではありません。あくまでも見ていたんです。)横から日本人夫婦がコソコソと覗き見をして、ヒソヒソ話をしていました。ちょっと耳ダンボになって聞いてみると・・・。
夫:「何か大事件があったらしいよ」 妻:「そういえば今朝ニュースで事故があったとか言っていたみたい。あんなに大きくDISASTROと書いてあるからよほど大きな事故に違いないわ。」な〜んて言っていました。もう可笑しいったら。だって私が見ていたのはスポーツ新聞で一般紙じゃないんだから。最もItaliaにしてみたらヨーロッパのカップ戦でItalia勢が全滅というのは大事件だったかもしれないけど、日本人、勘違いもはなはだし過ぎですね。くくくっ。搭乗口

そんなヘンテコな想い出も新聞と一緒にカバンに突っ込んでいよいよ飛行機に搭乗です。経由地のMilanoまではドリンクサービスのみでお腹空いたよ〜。考えてみたらRomaを離陸したのがAM11:30だもの。お腹も空きますね。

機内食・朝食Milano経由でも座席待機のため降ろしてもらえず、つまんない。ここで降ろしてもらえれば、このままItaliaに居残ってしまうんだけどなぁ。でもあっという間にMilanoを発つ時間になってしまいました。

哀しい気持ちを押さえつつ、出された機内食をしっかりと平らげて、あとはひたすら眠るのみ。眼が覚めたらもう日本だろうしなぁ…。日曜日の試合は今まで通りインターネットラジオで聞くことになりそうです。今度Italiaに行くまでは…ね
←機内食の朝食。ボケてるけどヨーグルトはDANONEですっ!

して日付変更線を越え、2000.3.11(土) 天気・東京 晴れ

成田には定刻より約1時間遅れのAM10:45に到着しました。これは実は経由地のMilanoでなかなか着陸できなくて1時間近くも上空旋回していたためです。(でもこの時私は爆睡していたので実は全然気づいていなかった・・・)成田では入国審査もスムーズに済み、いざスーツケースのピックアップへ。ちょっとドキドキです。ガムテープで応急処置したスーツケースは無事かしら?ターンテーブルを廻っているスーツケースをピックアップ。ホッ、どうにか無事でした。そしてもう1つのスーツケースも・・・。ここでゆりさんと私は、帰りの飛行機で壊れたかのようにガムテープを剥がし、航空会社(アリタリア)のカウンターに行き「スーツケースが割れたんですけど」と申告しました。

アリタリアのお姉さんが一応ケースをチェックして「1つですね」と確認。するとゆりさんが「あら、もう1つも角がへこんでいるわよ」(これは何度かの旅行でできた凹み)と、私も「あら、ホント!」(演技派!)と言いじっくり見るとなんとMyスーツケースの方もキャスター部分から割れていたのでした。あらら〜、結局スーツケース2個とも壊れてしまったのでした。

そうなるとちょっと強気で「これ、修理していただけるんですよね?」と言える私である。ふふふっ。もちろん修理費はアリタリア持ちで2個とも直してもらいました。おかげでMyスーツケースのなくなってしまった角もすっかりきれいになって戻ってきましたよん。これで次回の旅行も万全さっ!

それにしても10日間なんて早かった。いつも旅行の最後は「必ずもう一度ここに帰ってこよう」と思うけど今回ほどその気持ちが強かったことはなかったなぁ。今度はいつItaliaに戻れるかな?できれば近いうちに・・・ね。

恒例のお土産PHOTO

今回の戦利品はこれだけです。うぅ、少な〜い!

アウトレットで買ったリュック、ローマ店で買ったシテスム手帳、
ブルガリ・ローマ本店で買った指輪 ↓

グッチとブルガリ 左が兄、右が弟 ←INZAGHI兄弟の写真

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