Milano編-2-

2000.3.3(金) 天気・Milano 晴れ

今日はMilanoの市内観光。朝食を素早く済ませ出発前に新聞を買いに行き中味をチェック。う〜ん、ピッポの記事載っていない・・・。昨日はゴールしなかったから仕方ないか。

朝食のこと。ビュッフェ形式なので好きなものを好きなだけ取れるけど、品数が少ない!(←普段朝食は食べないくせに)でもさすがにハムとチーズはおいしかった。で、ジャムやバターに混ざってNutellaがありましたよ〜。ItaliaといえばNutella(ホントか?)「これ、ピッポの大好物なのよね〜」と思いつつカバーッとわしづかみ。こんな時、自分の手が大きくて良かったと思う(笑)。結局Nutellaはそのまま観光に持ち歩きしてしまいました。

MilanoDuomo 受胎告知 さて、観光です。Milanoといえばやっぱり有名なのはDuomoでしょう。ここは絶対に来たかった場所なので満足だし、やっぱり実際に眼で見ると感動します。そして中で見たステンドグラスの美しさにまた感動〜。
受胎告知のモチーフもありました。

Duomoのすぐ隣にはItaliaで一番最初にできたアーケード、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世(えぇ〜い長い)があります。ここはスリ、ひったくりの類が多いと聞いていたのでちょっとドキドキ。でもガラス張りで明るいせいかそんなイメージはありません。

このままアーケードを通り抜けるとスカラ広場に出ます。その名のとおりイタリア・オペラの殿堂とも言えるスカラ座が目の前にあります。でもなんだか思ったより小さいし、重厚感がないっていうの?パリのオペラ座をイメージしていたのがいけなかったのかなぁ?ちょっと拍子抜け。ロンダニーニのピエタ

さてスカラ広場からまたバスに乗り、今度はスフォルツェスコ城に移動です。ここはヴィスコンティ家とスフォルツァ家の両方の紋章があったりしてちょっと不思議な感じ。その紋章、よくよく見るとアルファ・ロメオ。城内は市内美術館になっています。ここでの最大の見どころは巨匠ミケランジェロが亡くなる数日前まで作成して、結局未完のままになっている「ロンダニーニのピエタ」でしょう。ガラスケースにも入ってなく、手を伸ばせば触れることができそうな、無造作に置いてあるようで厳重な警備のもとに展示されている彫像です。

これでツアーの市内観光は一応終了で、お楽しみの昼食です。今日のRistoranteはAzzurraGrillという名前。ん〜、気に入った!ここはMilano、メニューは名物のrisotto、それにミラノ風カツレツ、Dolceはパンナコッタでした。大体Italiaの料理っていうのは私の口に合うらしく、何を食べてもおいしく感じられます。あぁ、お腹いっぱいで幸せ・・・。

Duomo上昼食が済むとバスでDuomo広場に戻り、ここからフリータイムです。今回は買い物熱があまりなかったので、買い物に行く前にDuomoの上に上がらなくっちゃね。チケットを買って一番上まではエレベーターで上がれます。良かった〜。階段はツライよぉ。(Parisの凱旋門はマジつらかった)てっぺんまで上がっても黄金のマリア像の足元(と言っても随分離れているけど)までは屋根の上を延々と歩きます。やっと到着した場所はDuomoの正面の真上。当然ここからは広場が一望です。ん〜、気持ちいい。黄金のマリア像は4mもあるらしいけど、この場所から見てもよく見えないとはっ!

Duomoに登るという目的を果たしたので、次はお買い物〜。ということで、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世に移動です。PRADAの本店があるけれど、別に興味がなかったので、素通り(写真は撮ったけど)で、隣(だったかな?)の本屋RIZZOLIで雑誌を見ていたら、隣のイタリアーノが同じ雑誌を見ていて(INTERの雑誌)ニッコリ微笑まれ「INTER好き?」と聞かれてしまった。ここは一番Milanoっ子を嬉しがらせようと「Si」と答えると、嬉しそうに「Baggio、いいよね〜」みたいなことを言ってました。(この辺イタ語のため正確には不明。でもそんな感じ)彼はもう少し私と話したそう(勝手な思い込み ^_^;)だったけど、あいにく彼の携帯が鳴ってしまったので私に「ごめんね〜」といいながら会話終了でした。そのままプラプラと歩いてスカラ広場へ。スカラ座

せっかくだからスカラ座内部を見学しようと思い、チケット売り場を探したら全然わからない。結構端っこと聞いていたものの、そこのチケット売り場はオペラ鑑賞のチケット売り場でした。あれ?内部見学のチケットは一体どこで買えばいいのよっ?と思っていたら、そう思っていたのはこの日本人だけじゃなかったらしく、外人さん(英語圏の人)もそう思っていたみたい。で、突然その中の1人が広場に面したスカラ座の扉を開け、中に入っていくではありませんかっ。いいの?と思いつつもしっかり後にくっついて中に入っていきました。どうやらこれは正解だったらしいのですが、あいにく公演に備えてリハーサル中とかで結局見学はできませんでした。ちょっとガッカリ。本物のオペラ鑑賞は高いからせめて内部見学くらいしたかったです。

Milanoでは、本当はサンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」を見たかったのだけれど、絵の修復が終わったら完全予約制で、しかも鑑賞時間はきっちり15分、当日予約は絶対無理という厳しい条件が重なってしまったため。泣く泣く断念しました。見たかったよ〜ぉ。

そうこうしている間にすっかり夕方になりました。そろそろホテルに戻りましょう。ホテルはちょっとはずれた場所にあるので、地下鉄かタクシーじゃないと帰れません。地下鉄に乗ってみたい気持ちはあったものの、ゆりさんが「できれば地下鉄には乗らないで欲しい」と言っていたし、母もあまり気が進まないようなのでタクシーにしました。Duomo広場のタクシー乗り場でホテルの名前と住所を見せたら、運転手さんは「?」を頭の上に5つほど散らばせて、仲間達に「おーい、このGiapponeseがここに行きたいって言ってるんだが、ここは一体どこだ?俺は知らないぞ」みたいな事を言っているじゃないですか!(イタ語分からなくても、そういう事は分かる。えっへん←威張っている場合ではない)おいおい、勘弁してよぉ。アンタ達が分からなかったら私達はどうやってホテルに帰ればいいのよ。でも、仲間の1人が「あっ、俺知ってるよ」って言って(これも多分そんな感じ)最初の彼に説明してくれたので、無事にホテルに帰る事ができました。車内では母が「大丈夫?ちゃんとホテルに向かってる?」と聞いたけど、大丈夫。ちゃんと朝バスで通った道を戻っているから←抜かりはない。こうしてホテルに帰りつきました。

ホテル内のレストランで夕食を済ませた(ツアーに含まれている)後は、部屋に戻ってテレビをつけたら、昨日のCoppa UEFAの試合をダイジェスト放送していました。昨日はTottiのインタビューをテレビから写真に撮ったので今日はピッポにチャレンジ!でもピッポはインタビューじゃなく、試合中の映像のためシャッターチャンスが難しい〜。出来上がった写真は思いっきり後ろ向きでした。とほほ。今日はもう寝ます。明日は水の都Veneziaへ移動のため早起きです。・・・おやすみなさい。

〈Homeに戻る〉 [Venezia編に続く]