Firenze編-2-

2000.3.6(月) 天気・Firenze 晴れ

今日はこのツアーでのお楽しみの1つ「グッチ・アウトレット・ツアー」の日です。実は私は結構アウトレット好きで、Hawaiiに行ったときもNew Yorkに行ったときもアウトレットにはかかさず行ったくらいです。好きなブランドのグッチだったら、行かない訳にはいかないでしょう。(ツアーに含まれていたけど)

朝でもまずは朝食のあと、新聞を買いに行かなくっちゃ!ジョルナライオはどこだろう?と、シニョーリア広場に行ったらありました。(ホテルからシニョーリア広場までも徒歩3分ってとこかな)昨日はあんなにたくさんの人がいたのに今朝は誰もいない、とても静かなシニョーリア広場です。そして今日もしっかり買ったGazzettaを見ると・・・う〜ん、やっぱりピッポは載っていませんでした。ガッカリ。

さてと、新聞を片づけて、いよいよグッチのアウトレットに出発です。グッチのアウトレットはFirenzeの郊外、バスで約1時間半のところにあります。これはかなり楽しみにしていました。なぜかって?今回、買い物熱はだいぶ冷めていたものの、バンブーのミニリュックが欲しかったんですもん。これ、Italiaでも日本でもほとんど売っていないでしょう。となると、アウトレットが頼りです。あわよくばシステム手帳も買えるかな〜?なんて思ったりもしてました。などと思いながら、バスの中では爆睡タイム(しかし、よく寝る私である)

バスがアウトレットに到着してビックリ!ショップの周りには何もない!まぁ、でもショップの中で時間つぶせるだろうっていうか、時間足りるかなぁ?と思っていたのにこれまたビックリなことにショップの中は撮影禁止(何で?)のあげく、異常に狭い(ような気がする)こんなもんなの?これで私の狙っているバンブー・ミニリョックはGETできるのだろうか???一抹の不安が胸をよぎる・・・。

中に入って当然真っ先にバッグのコーナーへ。おぉ、あったあった。しかもカーフだ。色も黒・こげ茶・茶の他にエナメル加工のものまで。なんだ、結構あるんだ、一安心。でもよくよくチェックしないとね。なんたってアウトレット。買った後では、キズやほつれを見つけても返品・交換はできません。じっくりチェックをしてカーフの茶をGET!次にシステム手帳は、っと思ったら小物系はほとんどありませんでした。結局ここではこのリュックを買っただけ。それでも入手困難なことを考えればまぁ良しってとこでしょう。道路標識

それにしても品数の薄さのせいか、時間が余る余る。ツアーの皆さんもそうだったみたいで、ショップ下のバールでお茶を飲んでいた方が多かったみたい。結局買うものは買ったし、時間も余ったので予定より早めに切り上げてFirenzeに戻ることにしました。

帰りのバスで、フト見ると道路標識にサッカーボールの絵とstadioの文字が。そうかこの標識に沿っていくとFIORENTINAのホームスタジアム「アルテミオ・フランキ」に行くのね、と思った瞬間stadioの標識の下に同じようにサッカーボールの絵とcovercianoの文字が!コベルチャーノといえばItalia代表チームが合宿をするところじゃないですか!あわててカメラを出してパチッと1枚。知らない人が見たらただの標識だろうけど、covercianoに反応してしまうとはっ!そんなことをしているうちにバスはDuomo広場の近くまで戻ってきました。

一度ホテルに戻り、荷物を置いて昼食に出発です。この日の昼食&夕食は個人での自由食ということだったのだけれど、この頃にはツアーの皆さんとはとても仲良くなっていて、全員一緒に食事に行くことになりました。もちろん添乗員のゆりさんも一緒にね。行ったお店は「giallo」というお店。英語でいうなら「yellow」つまり「黄色」です。なんで黄色なのかは不明ですが・・・。ここは団体客はほとんどいなくて、地元の人ばかりという感じのお店でした。ピッツァもパスタもおいしかったですぅ〜。

食後はいよいよ自由行動です。でも今日は月曜日。主な美術館は軒並み休館です。せっかく美術品の宝庫にいるのに、なんて残念なことなのかしら・・・。とりあえずどこか入れるところはないかしら?と探してサン・ロレンツォ教会に行ってみました。周りは市場があったりしてかなり賑やかなのに中に入るととても静か。そして落ち着いた雰囲気で、お天気も良く、中庭での〜んびりとしていたら突然守衛のおじさんがやってきて、私達や中庭にいた全ての人達に「出ろ、出ろ」とジェスチャーで追い立てて、扉を閉めてしまいました。え〜、なんで?今日は休館日じゃないのに・・・。仕方がないから外に出たけれど、すぐ隣のメディチ家礼拝堂も今日は休館だし、どうしよう?

ユニの店とりあえずCalcioのユニを売っていたお店を見つけたので、そこに行ってみようっと。ここにはセリエAのユニの他にプレミアリーグやスペインリーグ、そして各国代表のユニもありました。でも私が欲しいのはユニではなく選手の写真。ここで売っていた写真はDel Piero、Vieri、Tottiなどでした。Inzaghiが見つからないのでお店のお兄ちゃんに「Inzaghiはないの?」と聞いたら「ごめ〜ん、ないんだよ」と簡単に言われてしまった。とりあえず友人に頼まれてもいたのでTottiとVieriそしてFirenzeに敬意を表して(?)Batistutaも買っておきました。ちなみに1枚1500リラでした。

この時、母の腕時計が止まっていたことを思い出して、Duomo広場のそばにSwatchのお店があったので行ってみることにしました。でも欲しいと思ったモデルが在庫切れで残念ながら買えませんでした。時計はもう少しガマンです。でも不便〜。

今日はどこの美術館に行っても休館が多いので、このままお買い物モードに突入してしまいました。(おや?買物熱は冷めていたのでは?)まずは手始めにグッチの本店などを・・・。トルナブォーニ通りにはそれこそブランド店が点在しています。ここでもまたプラダには興味のない私は素通りです。グッチは・・・、さすがに日本人だらけ。あまりに日本人が多くてなんだか気持ちが悪くなってきた(自分も日本人のくせに)。一応、欲しかったシステム手帳を探したけれど、日本人、ショーケースの前から全然どいてくれないし、なんだかここまで日本人だらけだと見る気も失せてきたのでひとまず退散です。←なんだか弱腰。

悔しい(?)のでブルガリでも見てみようと思ったら、さすがブルガリ。ブザーを押して中から開けてもらわないと入れないシステムでした。ちょっと敷居が高すぎたか、普段着では入れなさそうな敷居の高さに臆してしまい、諦めてしまいました。←またまた弱腰。

ここまでずっと歩き通し、しかもかなり暑く、人混みをかき分けての状態だったのでかなり疲れてきてしまいました。と、思っていたところでツアーのTさん&Wさんのお友達コンビにお会いしたので、一緒にカフェでお茶を飲んで一休みすることにしました。

共和国広場でお茶やってきたのは共和国広場。ここには有名なカフェ、ジッリがありますが、あえて私達は別のカフェに入りました。いつもはエスプレッソを飲む私も今日はカプチーノにしようと思ったら、結局みんなカプチーノだった。お茶を飲みながら買物の話をしていた時にカルチャトーレ(サッカー選手)の話になり、買ったばかりの写真を見ていたらカフェの素敵なお兄さんが私の後ろで「OH!Totti」と覗き込んでうれしそうに叫んでいました。そうか、彼はTottiのファンなのね。「バティは?」って聞いたら渋い顔してました。Firenzeの人でもTottiのファンなのね。猪はトレヴィの泉?

しばらくお茶を飲みながら話した後、お2人とは別れてさぁ、どこに行こう?そうそうまだポンテ・ヴェッキオには行っていなかったわ。と歩き出しました。途中、移動遊園地のメリーゴーランドがあったりしてかわいかったです。少し歩くと何だか人だかりがしているので、なんだろうと思ったら猪の像のところで歓声がしていました。見てみると猪の口にコインを置き滑らせて、下の排水溝(?)にコインが落ちるとまたFirenzeに来ることができるとか。何だかRomaのトレヴィの泉のFirenze版のようでした。外人の男の子が何度も何度も挑戦して排水溝に落ちたときはその場にいた全員で拍手。ちょっと照れくさそうに、でも喜んでいました。かわいかった・・・。

ドゥオモ猪の像を過ぎたらポンテ・ヴェッキオはもうすぐ。この橋の両側は現在は高級宝飾店が立ち並んでいるけれど、その昔は肉屋が並んでいたそうで、腐った肉をアルノ川に捨てていたとか。それでペストが流行したらしいです。今はそんな面影は微塵もありません。宝飾品大好きの私は眼の保養を楽しみにしていたけど、残念ながらほとんどのお店がお休み。ありゃりゃ、なんで?やっと1軒だけ開いていたけど、さすが高級宝飾店。値段が〜。せっかくやってきたポンテ・ヴェッキオも、お店が休みのせいか人通りもまばらでした。

仕方がないのでDuomo広場まで戻ってきました。それにしてもDuomo、ジォットの鐘楼、サン・ジョバンニ洗礼堂とそれはそれは美しい大理石で装飾されていて、いつまで見ていても飽きることはありません。これも一種の美術品ですよね。

だいぶ歩き疲れたのでそろそろホテルに戻りましょう。夕食の待ち合わせ時間もあることだし・・・。ちなみに今日の夕食はなぜか中華。皆揃ってそろそろ中華が恋しくなっていたのでした。ホテルのすぐそばにある中華料理店「南京酒家」に行きました。ここのおすすめはザーサイラーメンということだったので食べてみました。かなりの薄味だったので、塩少々とお酢で味を調節しておいしくいただきました。しかし、Italiaに来て中華を食べるとはっ!

<Homeに戻る> [Assisi&Perugia編に続く]