Roma編-1-
2000.3.8(水) 天気・Perugia 晴れ/Roma 晴れ
今日はいよいよ最後の訪問地「永遠の都Roma」に向けて出発です。Romaといえば「ローマの休日」?でも私にとっては「LAZIO」や「AS
ROMA」の本拠地・・・っとそこまでCalcio大好き状態か?(^_^)
Romaの街を歩いていて、LAZIOにいるシーモやAS ROMAのTottiに遭っちゃったらどうしよう・・・?って、遭わないってば!
今日も順調なドライブで無事にRomaに到着、そして早々に昼食です。今日のレストランはオペラ座の前にある「LA MATRICIANA」というお店。ペンネと白身魚だったけど、今回随分ショートパスタを食べているなぁ・・・。
早めに食べ終わってしまったので、出発までの間オペラ座をバックに写真を撮っていたらオペラ座の前にいた数人のイタリアーノがなんだかニヤニヤしていたのでちょっとキケンかなぁ?と思っていたら「一緒に写してよ」だって。
さて、ここからRoma市内観光です。最初はトレヴィの泉。写真で見るととっても広く見えるけど実際はなんだか狭いし、いつも混雑。それでも昨年来た人は大聖年に向けて、泉の清掃にぷつかっていたらしく周りは鉄柵で囲まれていて、そばに行くこともできなかったらしい。今回私達は清掃の後だったので、ネプチューン像なども真っ白になっていました。
もちろんお約束のコイン投げ。1枚だと再びRomaに戻ってこられ、2枚だと良縁に恵まれ、3枚だと良い離婚と良い結婚なんですって。さて、私は○枚を投げ、わずかの間に写真を撮り、そして泉のそばにあったお店で念願のピッポの写真を購入、お店のお姉さんは日本人と見ると「NAKATA?」と中田の写真を出してくれたけど、ピッポの写真を見つけた私は写真を手に「Mi piace」と言ったら、お姉さんはニッコリしてました。ちなみに1枚5,000リラ。高〜い!同じ写真がFirenzeでは1,500リラだったのに・・・。やっぱり都会は高いのね。
トレヴィの泉から次の観光目的地のコロッセオまではバスを利用。でもバス乗り場まではちょっと歩かないと・・。この辺は道が狭いので大型バスは入ってこられません。コロンナ宮殿の横を通り「トライアーノの市場」の遺跡脇でバスと待ち合わせ。ところでコロンナ宮殿は「ローマの休日」のラスト、記者会見のシーンで使われた場所です。
コロッセオはローマっ子に言わせると「ローマの象徴」らしいんだけど、それってホント?さて、このコロッセオは前回来たときには時間の都合で入場できなかったけど、今回は無事に入場して見学できました。3階部分に上がると地下の奈落までよく見えます。奈落には猛獣の檻や武器などを置いてあったと
か。それにしても、古代ローマ人は猛獣vs人間や人間vs人間の戦いをお金を払って見ていたというのだから、ちょっと残酷?ここは円形競技場なのでぐるっと一周できるのかと思ったら、修復中の部分もあったので一周はできなかった。ちょっと残念。
コロッセオを出たところで古代ローマ人の格好をしている人がいたので何かと思ったら観光客相手に写真を撮ってくれている人達でした。でも高いの、これが。ボラれるので遠目からそっと彼らだけ写真に収めておきました。
次はいよいよ今日の観光のメイン(?)ヴァチカン市国に向かいます。コロッセオからは途中チルコ・マッシモの横を通ります。ここは映画「ベン・ハー」でも使用された古代競技場跡地。今は広大な原っぱという感じで、ローマっ子の憩いの場所にもなっているようです。
到着したヴァチカン市国。今日は水曜日、毎週水曜日の午前中は法王(パパ様)のミサがあるので人手が多いです。そうじゃなくても今年は大聖年(ジュビレオ)のため巡礼者が多いのに・・・。ここで1つ問題が発生。サン・ピエトロ大聖堂はいわゆる聖地です。ノースリーブやミニスカート、半ズボン等での入場はできません。私はそのことを知っていたけれど、素足じゃない(黒タイツ使用)ので大丈夫かなぁと思いながらミニ・キュロットを履いていました。ところが案の定、現地のガイドさんに「それじゃあ駄目よ」と言われジャケットを工夫しつつ、ツアーの皆さんに周りをガード(つまり隠してくれた)されて無事に入場することができました。
このサン・ピエトロ大聖堂には入場口に5つの扉がありますが、向かって左は出口専用、真中は通年の入場口、そして一番右の扉が「聖年の扉」と言われるもので25年に一度の聖年の年に法王の手によって開けられる扉です。今年は大聖年なのでもちろんこの「聖年の扉」が開けられていて、私達もこの扉から中に入ることができました。
入場してすぐ右側には防弾ガラスに守られたミケランジェロ23歳時の傑作「ピエタ」があります。ガラスにフラッシュが反射してなかなかうまく写真は撮れなかったけれど、これはどうしても見たかった・・・。やっぱりこのピエタの前は大混雑。見たいという気持ちは万国共通なんですね。
大聖堂の中は見なくちゃいけないものがいっぱいです。クーポラの真下にはベニーニ作の「プロンズの天蓋」がありこの下に聖ペテロ(サン・ピエトロ)の墓がある、いわばこの大聖堂の心臓部。この天蓋の右側にあるのが「聖ペテロの像」で、敬謙なクリスチャンの方々が右足部分に触ったりキスしたりするのですっかり摩り減ってしまい、今では指の形すらわかりません。そして後陣には「聖ペテロの椅子」があります。写真は随分撮ったけど、残念ながら広いし暗いしであまりきれいには撮れませんでした。ガッカリ・・・。
さて、美しいクーポラはもちろんミケランジェロの作品です。こちらのクーポラも登ることができますが、今日は時間がないので明日のお楽しみ。
大聖堂の中をぐるっと一周、見学して今日の観光は終わり、バスとの待ちあわせ場所へ向かいます。待ち合わせ場所は交通量の激しいごく普通の道路です。すぐそばにお花屋さんがありました。この季節はお花も色々と咲きみだれていてとてもキレイ。そうそう、今日3/8は「女性の日」ということで、男性が女性にミモザの花を贈る日なんですって。そんな訳でお花屋さんには黄色のミモザの花がたくさんあり、道行く男性がミモザの花束を持っている、という光景を随分眼にしました。あ〜、誰か私にもミモザの花束をプレゼントしてくれないかしらん?
バスは道路混雑のため、約束の時間より15分程遅れてやってきました。これからホテルに向かいます。今日のホテルはボルゲーゼ公園に割と近い、グランドホテル ビバリーヒルズです。ん?ここはItaliaなのにビバリーヒルズとは一体???な〜んて思いながら一休みしたら夕食のためにまた出かけなくちゃ。
今日はホテルから徒歩15分ほどの所にある「l'Aristeo」というお店です。メニューはフジッリのカルボナーラと子牛肉のソテーでした。このカルボナーラが、日本のものと違い全然しつこくないっ!日本では絶対に食べないカルボナーラなのに、ここのはむしろあっさりとしていてものすごくおいしい。もちろん完食です(^-^)。Dolceはレモンのシャーベットですっぱ〜、でもおいし〜い。満足してホテルに戻りました。
明日はいよいよItalia最終日にして1日完全フリーの日です。さて、どこに行こう?