Roma編-2-

2000.3.9(木) 天気・Roma 晴れ

う〜ん、考えたくないのだけれど遂にItalia滞在最終日になってしまいました。今日は終日フリーなので朝はゆっくり朝寝坊できました。朝食を摂りながら今日の予定を再検討。まずは頼まれた買物を先に済ませてしまおう、ということになり早速行動開始です。サンタ・マリア・マッジョーレ

ホテルでタクシーを呼んでもらい、最初にやってきたのはサンタ・マリア・マッジョーレ教会です。ここはとても由緒ある教会なんですよ。西暦356年の真夏に法王の見た夢で、聖母マリアの「今晩雪の降った場所に教会を建てよ」というお告げにしたがって建てられたローマ4大聖堂の1つです。(それにしても真夏に雪とはマリア様もめちゃくちゃ言いますね)でも実はこの教会には入場はしませんでした。だって・・・、目的地はここじゃなかったんだもん。PUNTO ROMA

サンタ・マリア・マッジョーレを目印に実はセリエAのAS ROMAのオフィシャルショップに行こうとしていたのでした。地図でみるとすぐ近くなんだもの。でも通りの名前を確認しながら探したら、ちょっとわかりにくい場所でした。中に入ると、開店直後のせいかお客さんが1人もいません。ここで友人に頼まれていたAS ROMAのオフィシャルグッズとTottiのTシャツを買おうと思ったらどれも無いっ!結局何も買えませんでした。このままじゃ寂しいから一応お店のお姉さんに許可を取り店内の写真を撮らせてもらって外に出ました。

LAZIO POINT次は同じくRomaをホームとしているもう1つのチームLAZIOのオフィシャルショップに向かいます。AS ROMAのショップが横道に入った場所にあるのに対して、LAZIOのショップは表通りに面した明るい場所にありました。中に入るとこちらは店内も広く、お客さんも大勢入っていました。

店内の写真を撮りたくてキョロキョロしていたら、お店のおじさんが「試合のチケットが欲しいのかい?」と聞いてきたので「そうじゃなくって、店内の写真を撮ってもいい?」と聞いたら笑顔で「いいよ」と言ってくれました。ところでLAZIOにはピッポの弟、シモーネ・インザーギ(Simone INZAGHI 通称:シーモ)がいるので何かグッズがあれば買おうと思ったのに、さすがにLAZIOに移籍して1年目じゃ何もグッズなんてないのでそのままショップを後にしました。別名はウェディングケーキというらしい

そのまま徒歩で共和国広場まで行き(この時テルミニ駅に行くはずだったのに暑さのせいで忘れたっ!)写真を撮り、(噴水の周辺は工事中のため出来上がってきた写真はヘンな写真だった・・・。とほほ〜。)Roma三越で一休みした後、ヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂(ヴェネチア広場)へ徒歩で向かいました。このヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂はRomaのへそと言われていて、車で移動していると何度も何度も通ってしまいます。(以前に経験済)で、私はなぜかこの建物が大好きです。理由はよくわからないけど、理屈じゃないのよね。大好きだから、もちろんお写真ポイントになってます。諸外国の観光客もたくさん来ていました。

ヴィットリオ・エマヌエーレU世記念堂を後にして、今度は延々歩いてコンドッティ通りからスペイン広場を目指します。それにしても私は旅行に行くと大体よく歩きますが、今回もまたよく歩いています。母よ、許せ。普通の人じゃ、ちょっと嫌だろうなぁ、と少しだけ反省。

今回、コンドッティ通りではどこに入り、何を買おうか?うふん、もう決まっているもんね。Firenzeでは買えなかったグッチのシステム手帳でしょ、それからFirenzeでは敷居が高すぎて入れなかったブルガリで欲しかった指輪を買うんだぁ。しかし・・・、さすがにヴェネチア広場からコンドッティ通りまで歩くというのは無謀に近かったかも。とにかく疲れた〜。

やっと到着したコンドッティ通りではまずエルメスで父へのお土産を買い、次に目指すはブルガリ!Firenzeのブルガリと違い、敷居の高さは感じられずとてもオープンでした。やっぱりこうでなくっちゃね。でもブルガリってここRomaが本店よね?なんで支店の方が敷居が高いんだろ?

でも本店はやっぱり本店だけあって中は広いし、アイテムごとに小部屋に別れていて、私が欲しい「Zero1」リングがどこにあるかもわかりません。ちょっと困りながら店内をウロウロしていたら金髪碧眼のきれいなお姉さんが「何を探していらっしゃるの?」と流暢な日本語で声をかけてくれました。助かった〜と思い「Zero1リングが見たいんです」と言うとすぐに出してきてくれました。欲しかったのはホワイトゴールドのタイプだったけど人気商品のためかサイズがなく、イエローゴールドにしました。それでも日本の値段の6割程度で買えたのでラッキーですね。ちなみに日本では入荷待ちで1〜2ヶ月はかかり、そして高い。お姉さんもとても親切で気持ち良く買物ができました。

ブルガリで気分を良くして、隣のグッチに向かいます。ブルガリでは日本人をほとんど見掛けなかったのに、さすがグッチ、日本人だらけ。しかも若者ばかり。時期的に大学の卒業旅行のシーズンかな?それにしてもここはFirenze同様、全然ショーケースの前からどいてくれなくて困った。でもここで買わないともう後がない。こっちも必死です。

手の空いている店員さんを見つけてシステム手帳を出してもらい、中を確認したら即、お会計へ。店員さんびっくり。周りの日本人客はなかなか買物が決まらない中、品物を見てからお会計までわずか3分。そんな日本人はやっぱり珍しいのかも・・・。スペイン広場

買物が済んだのでスペイン広場(階段)へ向かいます。と言ったってグッチとスペイン広場はすぐ目と鼻の先。ここでゆっくりと写真を撮って、そういえばまだ昼食を食べていなかった。今回の旅行では食事といえば比較的きちんとしたレストランばかりだったので、どうしても本場のパニーニが食べたかった私はスペイン階段の上に出ていた屋台(?)でパニーニを買って食べました。うん、さすが本場もの。んまいっ!サンタンジェロ城

お腹も満足したところで、次は私がなぜだか大好きなサンタンジェロ城へ行くことにしました。さすがにここまで歩き通しで疲れてきたし、サンタンジェロまでの道も良く分からなかったのでタクシーで行くことにしました。

やっぱり車は快適だー。ほどなくサンタンジェロ城に到着。眼の前にはサンタンジェロ、後ろを振り向くとサン・ピエトロ大聖堂という絶交のロケーションにちょっと感動。サンタンジェロの中は武器博物館になっているけれど、私が好きなのは外観と前にかかるサンタンジェロ橋なので特に中には入らず、ひたすら写真を撮っていました。

写真撮りも満足して、次はいよいよサン・ピエトロのクーポラに登るべく出発です。サンタンジェロからはまっすぐ1本道なので迷うことはありません。到着して、傘やガイドブックを入れてあるリュックを預け身軽になってチケット売り場に並んだら、並んでいた日本人は私達だけだった。なんでだろう?高いところは気持ちがいいのに。

クーポラの上からそれにしても階段はやっぱりキツイ。散々歩いた後だけにかなりこたえます。そしてクーポラの構造上、仕方のないことだけど身体が斜めになっていくし。それでも一番上に着いてRoma市内を一望したときの爽快感はなかなか表現できるものではありません。

クーポラの上は狭いのに大混雑。それでも一周して写真を撮って大満足。庭園やヴァチカンの市庁舎なんかも見えたしね。前回Romaに来たときに時間をかけて見学したヴァチカン博物館をパスしてまでここに来た甲斐があるというものです。

いつまでもいたかったクーポラですが、もう夕方。そろそろ帰ることを考えないとね、と言うことでタクシーに乗り、なぜかバルベリーニ広場へ向かいました。これはヴェネト通りでお茶を飲みたかったからなんだけれど、時間帯が悪かったのか交通渋滞にはまってしまいました。途中トリトーネ広場の近くでカルチャトーレの写真を売っているお店が見えて「ここで降ろして〜」と言いたかったのに、言えない哀しさ・・・。結局バルベリーニ広場でタクシーを降りたのに、トリトーネ広場まで徒歩で戻ってしまいました。でも写真買えたからいいんですっ!

結局トリトーネ広場からヴェネト通りまで歩き、5つ星ホテルのエクセルシオール・ホテル前のカフェ「カフェ・ド・パリ」でゆっくりお茶を飲んでまたまた徒歩でホテルに戻りました。ちょっと道がわからなくなって人に聞いたりして疲れたけど、なかなか楽しい街歩きでした。辰巳琢郎もオススメ♪

今日の夕食はこのツアーの「最後の晩餐」なので夕食会を開くことになりました。行ったお店はシーフードのおいしい「CORSETTI」というお店です。ホテルからは車で20分ぐらいの場所なのにまたしても渋滞にはまって、夕食会が始まったのは予定より30分も遅れていました。でもお勧めのお店だけあってとてもおいしかったです。

それにしても今日はCoppa UEFAの第2戦の中継があるので見たかった・・・。CORSETTIを出た時点で試合は終わっている時間。でも結果がどうしても気になって、タクシーの運転手さんに結果を聞いてしまいました。結果は0-4で負けちゃうし、ピッポは出ていなかったみたいだし、このまま日本に帰るなんていやだぁぁぁぁぁ。と思いながらホテルに戻ったら、荷造りもそこそこにテレビチェック。なんだか疲れが倍増しちゃったなぁ。

明日はいよいよ日本に向けて飛び立ってしまうんだなぁ・・・。帰りたくないよぉ。

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